公益社団法人二本松青年会議所

理事長所信

PRESIDENT BELIEF

はじめに

「数百年の伝統を誇る我が郷土にも、時の流れと共に多難な時代が到来せんとしている。我等青年会議所は将来如何なる事態の発生にも冷静に対処し、我が郷土の健全なる発展の担い手とならんがため、相集い、相修練する場を見い出した。福島青年会議所を始めとする、県内先輩青年会議所の指導の下、66名の若人ここに結集し、英知と勇気と情熱をもって行動することを誓う。」

渡辺 聡

公益社団法人 二本松青年会議所
第46代理事長 渡辺 聡

1974年2月24日二本松青年会議所が創立宣言文の下に発足して45年間、二本松青年会議所の歴史に名を残す先輩諸兄によって、社会開発、青少年育成、会員開発、歴史顕彰、といった数々の運動が現在まで紡がれてきました。これまでの運動は地域に確かな影響を与え、その過程で会員は意識を高めながら、地域に輝く人財として成長してきたことは周知のとおりです。
二本松市は安達太良山をはじめとする豊かな自然と比較的温暖な過ごしやすい気候、県内の主要都市である福島市、郡山市まで30分で移動できる恵まれた立地条件、智恵子抄や黒塚、各地で開催される祭事を代表とした歴史文化、酒造りや和菓子、和紙、温泉をはじめとする優れた地場産業があるにもかかわらず、2018年に55,480人ある人口も2020年には52,300人まで減少することが予測され、経済の不活性等の問題を抱えています。
地域の賑わいを創出するとともに、生産年齢人口を構成する若い世代に愛郷心を持って頂き人口流出に歯止めをかけなければなりません。また、そのために、安心して生活できる地域づくりも不可欠です。
2018年は45周年記念事業を中心に社会に働きかける事業を多く展開しました。
2019年は、これらの問題に対応するための組織の基盤を固めながら、継続して運動・活動を展開してまいります。

会員拡大、組織力強化

会員数の減少が著しくあります。震災前2010年に40名在籍していた正会員の数も、10年経たずして30名を下回っています。青年会議所は、会員の成長の場です。運動の中で会員は磨かれ、地域に輝く人財へと成長を遂げます。地域の魅力、地域の力とはそこに住まう人、つまり人財のことであると考えます。地域の資源をどのように活かし、どのような方向へまちづくりを進めるのか、地域を愛する人財の力が必要です。
そのために、地域の青年経済人に一人でも多く入会して頂き、青年会議所の運動を通して成長して頂かなければなりません。
会員数の増加は、会員の職務の分担を可能にし、会員個人の力が遺憾なく発揮されることを可能にします。
そうすることで、会員個人が生き生きとやる気に満ち、その気風がLOMの魅力を増し、更なる会員に拡大を可能にします。
会員数の増加は組織の確かな運営に繋がり、それを基盤として力強い運動に繋げて参ります。

地域の防災力向上

2011年3月11日の東日本大震災を経験した二本松市。
地震や台風、水害など、これまで日本は災害によって甚大な被害を受けてきました。
いつどこで起きるかわからない災害に対して、この二本松も防災力を高める必要があります。
地域の未来を担う青少年を含めた地域住民の防災・減災の意識を高め、行政、社会福祉協議会や赤十字といった他団体と連携した支援の実現に繋げます。

二本松少年隊顕彰

現代を生きる我々にとって、戊辰戦争の際に地域を守るため幼くして命を落とした二本松少年隊から学ぶことはたくさんあります。
覚悟、勇気、郷土愛、生きることの尊さ。
現代の日本はかつてと比べれば戦争は身近ではなくなりました。 しかし、ただ生きるのではなく、如何に生きるのか、それを地域の未来を担う青少年に伝えなくてはなりません。
その最高の模範である二本松少年隊を風化させることなく、次代へ伝え残してまいります。

SDGsを意識した事業構築

我々が事業を行う上で最も大事なのは、何のために行うのか、その目的を見失わないことです。
たとえ規模が大きく、多額の予算を投資し、準備に時間を費やしたとしても、当初の目的にそぐわなければ事業を行う意味は薄れてしまうのです。
さて、地域をよくするために、我々はどんな事業をしなければならないでしょうか。
どんな目的を掲げて、我々は事業を作らなければならないでしょうか。
2015年9月の国連サミットで、「SDGs」が採択されました。
SDGsは、持続可能な世界を実現し、誰一人として取り残さない社会を実現するための国際目標であり、17の大きな目標と、169の小項目で構成されています。
本年は、行う事業をSDGsのどの項目に当てはまるのか意識し、事業構築をしてまいります。
そうすることで、事業の目的が明確になり、より地域貢献を意識した事業構築を行ってまいります。

結びに

2019年度はこれまでの運動を継続し、防災力向上など新しい事業も取り入れながら、運動の前提である会員を拡充し組織の力を高めてまいります。
46年目の二本松青年会議所をそのように運動を展開し、次代にお渡しします。
我々の前に広がる未来は誰も予測できません。まずは行動しましょう。
何もかもがこれからです。青年らしく、目的を抱き、もう一度出発しましょう。